先月から楽天証券をはじめとしてネット系証券会社への不正アクセスにより、資産を勝手に売却されたなどのニュースがありました。それが後には楽天証券のみではなくSBI証券やその他の証券会社等にも同様の被害があったようです。そこで、各証券会社は多要素認証というログイン時に通常のIDとパスワードのみではなく追加で各証券会社により異なるでしょうが、もうワンクッションのログイン認証を設けてセキュリティをたかめようとするとのことです。
多要素認証の設定必須化を決定した証券会社、下記58社はすでに導入済みや予定のようです。
多要素認証の設定必須化を決定した証券会社 ・安藤証券株式会社 ・今村証券株式会社 ・岩井コスモ証券株式会社 ・インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社 ・ウィブル証券株式会社 ・ウェルスナビ株式会社 ・SMBC日興証券株式会社 ・株式会社SBI証券 ・株式会社SBIネオトレード証券 ・FFG証券株式会社 ・岡三証券株式会社(岡三オンラインを含む) ・岡安商事株式会社 ・株式会社外為どっとコム ・九州FG証券株式会社 ・京銀証券株式会社 ・きらぼしライフデザイン証券株式会社 ・ぐんぎん証券株式会社 ・光世証券株式会社 ・サクソバンク証券株式会社 ・GMO外貨株式会社 ・GMOクリック証券株式会社 ・Siiibo証券株式会社 ・Jトラストグローバル証券株式会社 ・四国アライアンス証券株式会社 ・静銀ティーエム証券株式会社 ・七十七証券株式会社 ・株式会社証券ジャパン ・株式会社スマートプラス ・第四北越証券株式会社 ・大和証券株式会社 ・立花証券株式会社 ・CHEER証券株式会社 ・ちばぎん証券株式会社 ・中銀証券株式会社 ・tsumiki証券株式会社 ・東海東京証券株式会社 ・内藤証券株式会社 ・日産証券株式会社 ・野村證券株式会社 ・八十二証券株式会社 ・百五証券株式会社 ・ひろぎん証券株式会社 ・ヒロセ通商株式会社 ・株式会社FOLIO ・ブルーモ証券株式会社 ・PayPay証券株式会社 ・北洋証券株式会社 ・松井証券株式会社 ・マネックス証券株式会社 ・丸三証券株式会社 ・みずほ証券株式会社 ・三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社 ・三菱UFJ eスマート証券株式会社 ・三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 ・moomoo証券株式会社 ・むさし証券株式会社 ・豊証券株式会社 ・楽天証券株式会社 さらに、多要素認証の導入に加え、投資家自身が日頃からできる対策も重要。まず、数字・英大文字・英小文字・記号を組み合わせた、安全性の高いパスワードを設定すること。個人情報や単純な文字列、同一文字の繰り返しなど、推測されやすいパスワードは避けること。
ネット証券で不正利用防止で「多要素認証」、楽天証券やPayPay証券など58社(ケータイ Watch) - Yahoo!ニュース
日証協が定めた指針では、取引時の多要素認証の導入が「望ましい」として義務化は求めていないが、今後は義務化に向けて改定を検討する。日証協の松尾元信専務理事は「ログイン時の多要素認証でその後個々の取引の迅速性が損なわれるかというと、そうではない」と説明し、「新たな被害の防止が最も重要だ」と理解を求めた。 金融庁によると、証券会社の顧客口座が乗っ取られ勝手に株が取引されるなどの不正件数は2月1日から4月16日までの約3カ月間で1454件。4月に入り被害は急増し、不正取引の総額は約954億円に上っている。楽天証券やSBI証券など複数社で発生しており、フィッシング詐欺などで不正入手した情報を悪用し、勝手に株を売買される被害が確認されている。
日証協、「多要素認証」義務化の企業を公表 証券口座乗っ取り相次ぎ(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
これだけ複数の証券会社にて多要素認証が必須化するということは、それだけ昨年の新NISAなどの影響で多くの人が証券口座を開設したということも背景にあるのかもしれませんね。
以下はNHKのサイトからの引用とサイト内で動画にて視聴が可能になっています。
「多要素認証」は、IDやパスワードとは別に、生体認証やメールなどの別の手段でも本人確認を行う方法で、現在は設定するかどうかの判断を顧客側に委ねる証券会社が多いということです。
証券58社 ネット上での株式売買に“多要素認証”設定必須化へ | NHK | 金融
金融庁は、見覚えのある送信者からのメールであっても掲載されたリンクを開かないことや、パスワードとは別に生体認証やメールなどでも本人確認を行う「多要素認証」といった機能を有効にする
証券口座IDなど流出被害 不正取引1400件余確認 金融庁 | NHK | フェイク対策
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