RECAROシートというとサーキット走行や車好きの方々が取り付けるちょっと高級な車のシートというイメージをお持ちかもしれません。RECAROシートにもいくつも種類があって本当に腰痛対策用など医療的な面の機能もあるシリーズ(ERGOMEDやAM19など)もあります。その他の社外シートのBRIDEなどの社外シートメーカーの車用社外シートも、サーキット走行や車好きの方々ばかりが取り付けるちょっと高級なシートというわけではない場合もあります。
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社外シートでさらに電動シートというとどうしても電源が必要になってくるので、イメージとしてバッ直配線が主流です。
また、バッ直配線の方が元々の車体側の複雑な配線状況に影響を及ぼす可能性が低いのも確かです。
ただし、バッ直となりますとボンネット内から社内への配線の引き込みが大変です。一度やったことがあればある程度は要領がつかめるかと思いますがそれでも大変です。
元々自分の車のシートが電動シートでしたら、その電源部分の配線は常時電源になっているはずなのでその配線を利用するのも一つの手です。
純正シートで電動シートとさらにシートヒーターが付いている場合には車種によりますが、シートヒーター配線と電動シート部分の配線が別の場合があります。
そこは、テスターなどで確認して純正配線を使用するかどうか判断の一つにしてください。
今回は、どの車種にも付いているオプションコネクターのいう開いているコネクターがハンドルのした部分や運転席の右側下部分の内部に隠れています。
このオプションコネクターには常時電源とアース配線はあります。
このオプションコネクターの常時電源を使用しての電動レカロシート配線への応用も可能です。
ただし、電動レカロのみであれば許容範囲のアンペア数で収まるはずですがシートヒーターがある電動レカロシートですと、シートヒーターを冬に付けながら電動シートを動かすとアンペア不足で、ヒューズが飛んでしまいます。
日産エクストレイルT32での電動レカロシート(シートヒーター付き)ですと、オプションコネクターの許容アンペアは10Aです。
日産エクストレイルT32の場合は、シートヒーターが付いている場合にはオプションコネクターからの常時電源確保はオススメしません。シートヒーターがついていない場合は対応可能だと思います。
オプションコネクターからの配線で使用していて途中でシートヒーターと電動シートを一緒に動かした時に予備の10Aが2回ほど切れてしまいました。さらにもう一回は予備の10Aヒューズではなく車体側のオプションコネクター自体の10Aヒューズが切れてしまいました。
オプションコネクター使用時の配線(シートヒーターがない場合には大丈夫だと思います。)
オプションコネクター使用時の配線

ちなみに、オプションコネクターの車体側の10Aヒューズは助手席グローブボックス内の、右上から4番目のWOOFERと書かれている10Aヒューズになります。ディーラーとメーカーの両方に確認済みです。また、実際に切れていたのがその部分の10Aヒューズでした。
(写真を取りそこねました。何度かドア連動フットライトLEDなどカスタマイズされていらっしゃる方はすぐにわかると思います。)
以下を参照してみてください。
そこで、バッ直は大変で面倒なので他を考えるとナビレス車で後付けディーラーオプションナビの場合や社外ナビを取り付けている場合には、運転席右側のヒューズボックス内にAUDIOとい20Aの使われていないヒューズがあります。

※ウーハーWOOFERなどで使用している場合は、バッ直を考えると良いと思います。
見にくいですが、下側の黄色い20Aヒューズです。
この20Aの常時電源を利用して電動レカロシートのシートヒーター付きの電源を確保します。
その際には、バッ直時と同様に、バッ直リレーを使用します。
配線図は以下

画像参照URL)https://www.diylabo.jp/basic/basic-77.html
一番簡単にバッ直配線をできるのが、以下のDIY-LIIFEのオリジナル製品リレーハーネスキットです。
DIY-lie製品でなくエーモン工業製品ですと以下になります。

なお、30Aの大容量のバッ直のエーモン工業製品は以下になります。

上記のDIY-LIIFEのリレーハーネスキットがない場合には、以下の元祖エーモン工業の30Aリレーキットで配線します。
上記より、運転席右側のヒューズボックス内の電源のみで常時電源とACC電源+アース配線でリレーが作動するように配線が可能です。
今回はバッ直ではなく社内のみでの常時電源確保にての配線なので、バッ直リレーハーネスキット本体も社内の見えない場所にタイラップバンド(インシュロック)などで固定します。

その後は、サイドステップガーニッシュを外してサイドステップ内の配線を割り込ませてサイドステップガーニッシュを取り付けて配線を隠します。

あとは、運転席の下側まで配線を伸ばして電動レカロシートの配線コネクターにつないで終了です。
シートレールも車検対応なので、RECARO純正ベースフレーム(シートレール)をおすすめします。
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車検もしっかりと通りました。
1年半以上、この配線方法にてトラブルはありません。
何かあったら大変なので、配線関係なのでお分かりにならない方や自信のない場合にはショップでの取り付けをオススメします。
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