いまやロキソニンと言えば、
CMでも放送される程有名どころな鎮痛剤です。
しかも、
処方箋がなくても市販薬として売られるようになっています。
1990年代中盤頃から(1995年頃)から、
処方箋がなければ薬として購入することができなかったものが規制緩和?か何かで、
(安全性が確認されたのか何かで?)
胃薬のガスター10が市販薬として発売されたのを覚えています。
作用としては、
H2ブロッカーという薬ですが…。
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それから、
いくつかの処方箋がなければ手にできなかった(購入)薬が市販薬として発売されています。
最近では、
ロキソニンの他にアレルギー性鼻炎などの薬として有名な「アレグラ」もそのひとつです。
ロキソニンは、
もうかなり昔からある解熱鎮痛剤で安全性も確立されていたと思っていたのでしょう。
現に、
後発医薬品(ジェネリック薬)がいくつか処方箋としても発売されています。
成分名であるロキソプロフェンナトリウムそのものを商品名としてジェネリック薬として発売している製薬会社もあります。
他にも、
リンゲリーズ錠60mgなどがあります。
後発医薬品(ジェネリック薬)でも主成分は同じなので、
副作用欄に記載することになるのでしょう。
市販薬についても、
下記リンク内にあるように重篤(重大)な副作用欄に記載することになるようです。
重大な副作用に「小腸・大腸の狭窄・閉塞」
それによると、医療用でロキソニンを服用した患者から、小腸や大腸が潰瘍して、狭窄・閉塞が表れた副作用の症例がここ3年間で6例の報告があった。ロキソニンは、関節リウマチや抜歯、気管支炎などの治療で使われている。PMDAが専門委員の意見を聞きながら調査したところ、死亡例はなかったものの、うち因果関係が否定できないのが5例あることも分かった。
このことを受けて、厚労省では、「使用上の注意」について改訂が適切だと判断し、重大な副作用の項目に「小腸・大腸の狭窄・閉塞」を追記するよう製薬会社に指示した。そこでは、「悪心・嘔吐、腹痛、腹部膨満等の症状が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと」と書かれている。
薬はリスク(クスリはリスク)ともよく言われるように、
しっかりとした知識と用法用量を守って服用しなければ、
先人はよく(うまく)言ったもので本当にリスクファクターに留まらずリスクになってしまいます。
これまでにも、
同じような症状があった方もいらっしゃったかもしれません…。
ただ、
人間自体が気づかなかっただけで・・・。
かく言う私も、
20歳の頃から原因不明の下血を何度も繰り返していました。
ここ3年くらいはないのですが…。
もしかしたら、
ロキソニンの副作用で腸閉塞・腸狭窄まではいかないにしても、
腸間膜動脈(上・中・下)などが詰まって虚血性腸炎になっていたのかもしれません。
腸間自体の狭窄や閉塞ではなく動脈(血管)の詰まりや攣縮などにより狭窄による虚血性腸炎なので、機序が違うのかもしれませんが…。
原因不明というの(が)は、
結構つらいんですよね…。
原因がわかったり確定診断がつけば、
それなりに納得というのか安心とし言うのかはあるのですが…。
原因がわからないというのは、
社会にも認められず、でも症状は繰り返したり、と結構つらいと思うんですよね。
病名が分かっただけでも安心した。という方は多くいらっしゃると思います。
病名が分かっても対症療法しかない場合もありますが、
原因・病名がわからずに対症療法をしているのとでは雲泥の差だと思います。
これを機に、
他の処方箋や市販薬でもちゃんと副作用が新たにわかったのであれば、
今回のように速やかに発表と対処をしていただけると一般市民としては助かりますね。
医師でも、
知らない薬や副作用などはざらにありますもんね…。
特に自分の専門外の診療分野に関する科で処方されたりする薬などに関しては知らなかったり(忘れていたり?)することも多いようですから…。
そう言えば、
C型肝炎の治療薬も新たに発売されて確か保険適用になった気がするんですが、
消化器内科でも肝臓専門外のドクターなどでは未だに知らない先生もいるようなことを最近?テレビでやってたような気がします。
早く、周知しないとと専門の先生はおっしゃっていました。
そうだ!!
「ソバルディ」と「ハーボニ」
「ハーボニ」
です。
できれば健康寿命を伸ばしたいですよね…。
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