今日は2025年3月29日です。
2025年の4月1日から車検制度が改正されます。これまでは車検満了日の1ヶ月前からしか車検を受けられなかったのが、2025年4月1日からは2ヶ月前から車検実施が可能になります。車ユーザーとしては計画の立てやすさやこれまでの2倍の猶予があることによってスケジュール調整が柔軟にできるようになりますね。ユーザー車検も同様に2ヶ月前から可能になります。ユーザー車検に関しましては以下参照してみてください。
他にも既に車検のステッカーシールの貼る位置も変更になっています。
車検制度の改正で車検実施が2ヶ月前から可能になるメリットとデメリットなど考えられることはなんでしょうか。
車ユーザーは、上記したように2ヶ月前から車検予約や実施が可能になることでスケジュール調整が柔軟にできるようになりますね。他に車検の費用代金などもこれまでの1ヶ月前からより2倍の2ヶ月前になるので、車屋さんや整備工場やディーラーから連絡があっても車検費用の準備にも多少の余裕が生まれますね。では、車検整備などを行う側のディーラーや車屋さんや整備工場などの受託する側から見るとどうでしょうか。
以下のリンク先記事にもありますが、先食いということなどが懸念されるようです。また、整備士不足の根本的な解決になり得るのかなどあるようです。
現場目線でポジティブに捉えると、これにより、従来の9月や3月の入庫集中が多少緩和されるだろう。しかし、営業マンを含めた店舗に割り当てられる 「入庫台数の目標数値」 は、制度改正によって大きく変わることはないだろう。そのため、前倒しで車検を受けた車を補填するために、4月や5月に車検が予定されている車を早期に入庫させる「先食い」が横行する可能性が高い。筆者も勤務時代には、目標達成のために来月の法定点検を前倒しにすることがあったため、車検でも同様の現象が起こるのではないかと懸念している。 また、車検を受けられる期間が延長されることで、顧客の取り合いが激しくなる可能性もある。 ・車検の早期予約 ・入庫特典 を充実させ、早い段階で顧客を囲い込もうとする店舗が増えるだろう。特典を受けられるユーザーには大きなメリットがある一方で、業者選びがますます難しくなるかもしれない。 現場の疲弊と業界の未来 今回の車検制度改正は、車検の混雑緩和と自動車整備士の働き方改善が主たる目的だ。 しかし、この制度改正が自動車整備士の不足という根本的な問題を解決するとは考えにくい。
車検の制度「4月改正」で何が変わる!? 元ディーラーが明かす「先食い」横行の懸念! 現場は疲弊? 整備士不足の深刻度とは(Merkmal) | 自動車情報・ニュース - carview!
たしかに車ユーザー側からするとこれまでの1ヶ月前から2ヶ月前になることによって、時間的猶予が2倍になることは上記したようにいろいろなメリット(利点)などはあると思われます。以下再度引用ですが、仮車検証などの発行もこれまでの最大45日前から75日前になり車検の残存期間が有効に使えるなどもあるようです。
ユーザー側の視点から考えると、車検を受けられる期間が倍になることで、スケジュール調整がしやすくなるだろう。従来の制度では、ディーラーや民間車検工場が国の指定を受けている場合、仮車検証を発行できるため、車検満了日の45日前から車検が可能だった。新制度では、最大75日前から車検の残存期間を有効に使えるようになると予想される。
車検の制度「4月改正」で何が変わる!? 元ディーラーが明かす「先食い」横行の懸念! 現場は疲弊? 整備士不足の深刻度とは(Merkmal) | 自動車情報・ニュース - carview!
その他以下に今回の2025年4月1日から車検制度の改正に関してのメリットとデメリットをまとめてみました。
2025年4月1日からは、自動車の車検(継続検査)を有効期限満了日の2ヶ月前から受けることができるようになります。これまでは有効期限の1ヶ月前から受けることができていました。
【変更のポイント】
- 車検の計画が立てやすくなる
- 満了間際にあわてることがなくなる
- 車検時期をより柔軟に選択できるようになる
- 自賠責保険の有効期間も2ヶ月前から更新できるようになる
【変更の背景】
- ピークを分散し、整備士の働き方改善につながる
- より計画的かつ安全なカーライフを実現できる
- 車検のコバックやユーザー車検、ディーラー整備工場など、さまざまな選択肢をうまく活用できる
【車検の受検可能期間の例】
- 3月末が有効期限であれば、1月末から車検を受けることが可能になる
- 6月15日が車検満了日の場合、2か月前の「4月15日から6月15日まで」が車検実施可能日
などがあります。この2025年4月1日から改正される車検制度をうまく活用していけたら良いと思われます。車ユーザー側からのメリットとと受託する側のディーラーや整備工場のメリットと両方がうまく噛み合うとお互いに両輪ではないですが、両輪がうまく回ることで混雑解消などにつながると良いですね。
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