一番気にすべき項目は「05 代替処理済のセクタ数」という項目です。
これは、
簡単に説明すると、
HDDのセクタに不良が生じて別の部分(セクタ)にデータを書き換えた数という意味です。
なので、
この数が多ければ多い程HDDは壊れそうであるという意味をしています。
CrystalDiskInfoでは、
デフォルトの設定だと代替処理済のセクタ数が1つでも出現すると、
健康状態が「注意」となります。
(この値をどう捉えるかは色々な考え方があって、
1つでも出現したらすぐにハードディスクをバックアップして
交換したほうが良い、という人もいますし、
値がどんどん増加していかなければ、全く問題ない、と考える人もいます。)
私の経験では、
- 1つでも出現したら、大事なファイルは早急にバックアップを取っておく。
(ハードディスクをまるごと別のディスクにコピーするくらいの勢いで) - 値が増えなければ、しばらく様子を見ながらそのまま使用する。
勿論、バックアップはこまめにとる。 - 値が増え始めたら、ハードディスクを交換する。
という感じです。
過去にある日、
代替処理済のセクタ数が1つ出現したことがありました。
しばらく様子を見てたら…。
数日後、急にこの値が増え始めて、ディスクをまるごと別のハードディスクにコピーしようとしても
読み取りエラーになり出来ませんでした。
そして、
Windows の起動中にブルースクリーンが出るようになって、ついにこのハードディスクはお亡くなりになりました。
重要なファイルは、こまめにバックアップを取ってありましたので
大きな被害はありませんでしたが、
Windows を再インストールする手間はかかりました。
このようなことから私は、
代替処理済のセクタ数が1つでも出現したら、そのHDDは近いうちに壊れる。
と考えています。
上記したパソコンから異音がし始めたら、
何はともあれ何か異変を察知すべきです。
その原因を突き止めるためにいろいろと検索すると思います。
ファンの異常音なのかファンの軸がズレてしまった為に異音が発生したいるのか等々。
ファンの異常であれば、
あとは、熱暴走の可能性が高くなります。
他に、
今回記したようにHDDのことも考えなくてはなりません。
HDDが壊れてしまったら、
中のデータやOSなど全部がオジャンです。
そうなる前に大事なデータは外部媒体・外部メディアに必ずバックアップをとっておきましょう。
もしくは、イメージバックアップソフト(Acronis True imageBackupやEaseUS Todo Backup Free)などで、HDD全体をイメージバックアップしておくことが一番有効だと思われます。
私は、 いつもこのイメージバックアップソフトにてHDDのイメージバックアップをしています。
もちろん、データはデータで別にバックアップしていますが、
このイメージバックアップソフトを利用してのバックアップであればそのデータ自体も全部一括でバックアップが可能です。
パソコンから何か異音やパソコン起動中やパソコン起動時に異音がし始めたら、
まずはHDD全体のイメージバックアップをしておくことをオススメします。
フリーソフトでも十分な機能がありますし、
ちゃんとバックアップしてくれます。
転ばぬ先の杖としてHDDの健康状態の確認とバックアップはこまめにとっておきましょう。
もし何かあった時に痛い目にあう前に!!
ちなみにオススメのHDDは以下です。
参考にしてみてください。
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